ウクライナ日本センター of Igor Sikorsky KPI
月・金 11:00-19:00
土 11:00-18:00
平日 09:30 - 18:00
リモートワーク
2003年にイーゴリ・シコルスキ記念ウクライナ国立工業大学(短く言えばKPI)でウクライナ・日本センターが設立されました。同国との間に技術協力協定が結ばれたことを受け、2006年に国際協力機構(JICA)のプロジェクトとして活動を開始しました。両国の相互理解の発展を目的にしてそのプロジェクトの主な活動はビジネスプログラム、日本語と日本文化紹介でした。
両国の相互理解、両国文化の相互の深化及び友好関係の発展を目的に掲げる当センターは、日本の歴史、伝統、文化、科学技術イノベーション、経営実務の紹介や日本語教室を実施し、両国のあらゆる関係者による積極的な支援の下、多様な行事を開催しています。
JICAのプロジェクトが終わり2011年から、ウクライナ・日本センターの主なパートナーになったのは日本国際交流基金です。現在までも日本国際交流基金はウクライナ・日本センターに日本語専門家を派遣し、サポートをしています。
ウクライナ日本センターでは、初級から上級までの各レベル・目的に合わせた日本語授業を実施しており、2012年からは、国際交流基金が開発したJFスタンダードに基づく新たなコースも開講しています。2015年からは、子どもクラスも実施しています。最近ウクライナでは日本語「ブーム」と言えるほど日本語の人気がありますが、大学機関以外でこの珍しい言葉が勉強できるところはまだ非常に少なく、UAJCの日本語コースはその一つです。コースの講師は日本人とウクライナ人がおり、国際交流基金からの派遣日本語専門家、UAJCの専任講師の他は現在高等教育機関などで教えているプロです。
ウクライナ・日本センターには図書室が併設されていています。図書室では日本語教育に関する書籍や、日本の文化、文学、ビジネスに関する本、CD、DVD等15,000に上る情報ソースが利用できます。もちろん、人気の「日本の漫画」もあります。また、毎月日本から雑誌が送られてきますので、最新の日本情報にも触れることが出来ます。
日本文化紹介プログラムでは、ウクライナの人々に日本をよりよく知ってもらうために幅広い活動を実施しています。中でも特に力を入れているのが定期文化講座です。講座では、深い知識と高い技術、豊富な経験を有するウクライナ人講師が指導を行っています。自分の手足や感性を使って日本文化を体験することで、そこに根ざしている日本の精神を直に感じることができます。
また、その他に日本文化を紹介するイベントとして、茶道や武道のデモンストレーション、コンサート、文学や建築など様々な分野で活躍する専門家を招いてのフォーラムなどを開催しています。さらに、日本の映画や日本に関するドキュメンタリーの上映も行っています。ウクライナ・日本センターは、ウクライナにいらっしゃる日本芸術家・音楽家等の講義、コンサート、交流会、ワークショップ等の実施及びサポートを喜んで致します。
2017年は、日本とウクライナの外交関係25周年を記念して、ウクライナ全土で「ウクライナにおける日本年」が実施されていました。そのとき、日本センターは17の日本機関の協力でウクライナの18町に74のイベントを実施しました。
所長
カテリーナ・ルゴフスカ