ウクライナ日本センター of Igor Sikorsky KPI

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リモートワーク

茶道

茶道とは、伝統的な様式にのっとって客人に抹茶をふるまう事で、茶の湯(ちゃのゆ)とも言います。

 

茶を入れて飲む事を楽しむだけではなく、生きていく上での目的・考え方などの哲学、茶室や庭など住まいに関する空間、茶道具を選んだり鑑賞したりする工芸、そしてお茶会(茶事)に出てくる懐石料理や和菓子などの食、客人を気持ちよくもてなすための点前(てまえ)作法が融合した総合芸術です。

 

さらに、茶道は禅宗と深く関わり「わび・さび」という精神文化を生み出しました。

 

「わび・さび」とは、わびしい、さびしい、という満たされない状態を認め、慎み深く行動することを言います。 茶道においては、この「わび・さび」の精神を大切にし、茶室という静かな空間で茶を点てることに集中することで心を落ち着かせます。その事によって自分自身を見直し、精神を高めます。

 

また、茶道では「一期一会」という言葉があります。これは「人との出会いを一生に一度のものと思い、相手に対し最善を尽くす」という意味の言葉です。

 

茶道ではこれら精神にのっとってお茶をたてる事を大切にしています。

 

ウクライナ日本センターの墨絵講座では、裏千家流茶道に関する知識とともに、実際のお点前を実践的に学ぶことができます。また、知識や型だけでなく、茶道文化の中に流れる日本人の精神性を体験してもらうことも、講座の大切な目的の一つです。

 

【以下、裏千家ホームページからの抜粋】

 

茶道の大成者千利休に対し、ある人が「茶道とは何ですか、教えてください」と尋ねました。 それに対し利休は、「茶は服のよきように」「炭は湯の沸くように」「夏は涼しく、冬は暖かに」 「花は野にあるように」「刻限は早めに」「降らずとも雨の用意」「相客に心せよ」、この七則がすべてですと応えました。 すると尋ねた人は怒って「そんなことくらいは、三才の赤子でもわかっております」と言いました。 すると利休は「わかっていてもできないのが人間ではないですか。あなたが本当にできるならば、私が弟子になりましょう」と言ったということです。

 

茶道の根本とはこのように、自然体のままで季節感を大切にし、「もてなし」と「しつらえ」を基本にした生活文化と言うことができます。

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